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借金や支払い遅延の履歴が分かる!【信用情報】のチェック方法

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信用情報 借金 情報開示

以前のブログで、「大阪・京都・滋賀エリアの飲食店・美容室の新規開業、

ようやく活気が戻ってきています!」とお伝えしました。

コロナ禍では融資額も、希望額の7〜8割程度にとどまっていましたが

2023年はそれも平常時のようなレベルに回復しつつあります。

 

それを聞いて「早速、自分も開業に向けて動き出したい!!」と思った方、

はやる気持ちはとてもよく分かります。

が、その前に、金融機関から融資を受けるために最も重要ともいえる

【信用情報】はキレイになっているか確認しましたか?

 

「信用情報…? なんのことだか分からない」という方も、

「なんとなく大丈夫だと思うけど、詳しくは把握していない…」という方も、

まずは一緒に確認してみましょう!

融資を受ける直前の借金や未払いは、
審査で大きなマイナスに!

独立開業を希望する方に、私たちがお伝えしている

開業前に確認するいくつかのチェックリスト」の中に、

次のような項目があります。

 

・過去5年以内に破産などの債務整理をしていない

・ここ2年ぐらいは消費者金融の利用なし

・同じく、クレジットーカードの未払いなし

・水道光熱費や家賃、電話代などの口座引き落としに遅れがない

 

消費者金融を利用していたり、

クレジットカードの未払いや生活費の口座引き落としに遅れがあると、

融資が受けにくくなってしまうのです。

お金を貸し付ける金融機関側から見ると、

こうした信用のない人にはお金を貸せないですからね。

 

開業を考えている人は、先々の融資審査を見据えて、

借金や支払いの未払いを整理しておく必要があるのです。

「信用情報」とは?

ですが、そもそも金融機関はどのように

私たちの債務状況や未払い状況を確認しているのでしょうか?

 

実は、私たちが金融機関やクレジット会社と取引した履歴は

とある場所で記録されていて、新しく取引を行おうとしている別の金融機関が

その情報を参照して、取引をするか・しないかを判断できるようになっています。

 

それが「信用情報」です。

信用情報は、「指定信用情報機関」で管理されていて

それぞれが情報を共有できるようになっています。

 

では、信用情報の具体的な中身を確認しましょう。

信用情報には、以下のような取引の履歴が記録されています。

 

・クレジットカード契約状況

・各種ローンの契約(住宅ローン、マイカーローンなど)

・携帯電話の分割払い契約

 

それぞれ、クレジットカードであれば使った金額

未払いや遅延があればその情報が記録されていきます。

信用情報の保存期限は5年間!

ですがこの情報は、永遠に記録されているわけではありません。

記録が残るのは「5年間」なので、

それより前の取引情報は新しいものに書き換えられていきます。

 

つまり、金融機関が参照にするのは「直近5年間の信用情報」なので

過去に未払いや消費者金融の利用があっても、

開業する直前の数年間、お金の管理をしっかりとしておけば大丈夫なのです!

信用情報を扱う、信用情報機関は全部で3社

信用情報機関は、以下の3社があります。

 

・JICC(日本信用情報機構)

・CIC

・KSC(全国銀行個人信用情報センター)

 

それぞれの信用情報機関には、

金融機関やクレジット会社などが加盟しています。

1社が加盟できるのは1つの機関だけ。

 

JICCは、消費者金融会社や、一部のクレジット会社、

信販会社、保証会社、リース会社などが登録しています。

 

CICは、クレジット会社各社が共同出資して作った会社なので

クレジット会社が多く登録しています。

そのほかにも、百貨店や消費者金融会社、携帯電話会社もあります。

 

KSCはその名の通り、銀行や信用組合、信用金庫が多く登録されています。

 

それぞれの信用機関は、登録されている情報は異なりますが

お互いに情報を共有しあっています。

自分の信用情報を確認するには?

自分が過去にどういった取引をしたのか、

未払いや遅延はないか、はっきりと分からない…という方は

信用情報機関に「情報開示を請求」すると、詳細を確認できます。

 

申請に必要なのは、

 

・信用情報開示申込書

・本人確認書類

・手数料(1000円程度)

 

です。

 

「信用情報開示申込書」は、各社のWEBサイトからダウンロードできます。

 

本人確認書類は、運転免許書やマイナンバーカード、

パスポート、健康保険証、住民票などのコピーで、このうち2つが必要です。

 

手数料は、コンビニで「本人開示手続き利用券」を購入することもできますし、

オンラインであればスマホで決済することもできます。

各社で対応が少しずつ違うので、手数料の支払い方法には注意しましょう。

 

また、コロナ禍の影響で、窓口や電話での対応は少なくなっているようです。

逆にオンラインでの請求がとても簡単になりました。

各社の対応についてまとめたので、確認してみてください。信用情報開示請求方法

スマホで本人確認書類を読み取るだけでいいですし、

決済も、各種Payでできるので、手間がかからずおすすめです!

まとめ

個人の金融取引記録である「信用情報」が、

融資を受けるにあたって、いかに大切であるかお分かりになったでしょうか。

 

過去5年間の取引なんて昔すぎて覚えていない……という方は、

一度、情報開示請求をしてみて

実際にどうなのか確認してみることから始めてみましょう!

 

美容室・飲食店創業支援センターでは、京都・大阪・滋賀を中心にこれから開業される

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執筆者紹介

砂田 桂吾
砂田 桂吾

美容室・飲食店創業支援センター 代表
株式会社Izanagi consultinG代表取締役
株式会社runO 代表取締役
セミナーBOOK株式会社 取締役
CCS,Ink. 取締役

税理士法人勤務時より融資関連業務に多く携わり、
2015年に美容室と飲食店の開業融資のみを専門に扱う美容室・飲食店創業支援センター設立。
2017年に美容室と飲食店向けコンサルティングサービスを展開する株式会社Izanai consultinG設立、代表取締役に就任。
資金繰り・資金調達・経営計画の策定を得意とする。
延べ200件以上の開業融資支援実績を有し、
開業時の資金調達は融資成功率100%の実績を有する(2022年12月現在)。
関西の美容室・飲食店開業融資支援のパイオニアとして知られる。
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