京都・大阪の飲食店開業融資となると、
基本的には日本政策金融公庫を利用することになりますが、
毎年、融資感覚が同じわけではありません。
完全に私の主観的な感覚になりますが、
2017年度の日本政策金融公庫
京都・大阪飲食店開業融資の実感をこっそり教えちゃいます。
1.2017年度の日本政策金融公庫の動向
日本政策金融公庫によると、2016年度の創業融資実績は前年度比107%であり、
これは平成20年の日本公庫発足以降、過去最高の実績、
特に女性や若者の実績が増加しているようです。
2017年度はこの状況を踏まえてか、
後述しますが、若年者の対象年齢の大幅な引き上げ等、
女性や若年者の飲食店開業融資に関して、
実際、積極的に取り扱っていただいています。
結果、2017年度の創業融資実績は
2016年度より更に伸びていくのではないかと考えております。
2.大阪の融資感覚2017年度
従来より大阪の飲食店開業融資は
比較的弾力的な感覚があります。
2017年度の大阪の飲食店開業融資も変わらず、
その弾力性は現状維持といったところでしょうか。
融資の審査スピードは若干ですが早くなっている気がします。
3.京都の融資感覚2017年度
2017年度の京都の飲食店開業融資は、
2016年度以前と比較して、より弾力的になっているような気がします。
融資が出やすいor出にくいという単純な話ではないですが、
ある程度まとまり易いのかなとは感じます。
年度ごとに感覚が変わりますので、
そろそろ開業かなーという方にとって、
いったん2018年3月までは追い風だと思います。
4.女性&若者はお得!2017年4月変更の有利な融資制度
「新創業融資制度」には「女性、若者起業家支援資金」という制度があります。
これは、条件に該当すれば特別利率(低利率)で融資を受けることができる制度です。
以前までは女性又は30歳未満の男性を対象としていましたが、
2017年4月より年齢制限が35歳未満に引き上げられました。
この引き上げで該当者がぐっと増えたのではないかと思います。
このまましばらく35歳未満ですっと続いていくのか?
もしくは2018年4月にはまた変更になるのか?
この点は分かりませんが、
女性又は35歳未満の方にとっては非常に有利な状況にあると言えるでしょう。
5.まとめ
2017年度の日本政策金融公庫の創業融資実績は、
更に伸びていくものと考えられます。
2017年度の大阪の飲食店開業融資は
昨年までと変わらず、その弾力性は現状維持、
審査スピードは若干早くなっている感覚があります。
2017年度の京都の飲食店開業融資は、
2016年度以前と比較して、より弾力的になっている感覚があります。
開業予定者にとって、いったん2018年3月までは追い風だと思います。
また、2017年4月より、特別利率(低利率)で融資を受けることができる
「女性、若者起業家支援資金」の年齢制限が30際未満から35歳未満に引き上げられました。
現状、女性又は35歳未満の方にとっては非常に有利な状況にあると言えるでしょう。
執筆者紹介
-
美容室・飲食店創業支援センター 代表
株式会社Izanagi consultinG代表取締役
株式会社runO 代表取締役
セミナーBOOK株式会社 取締役
CCS,Ink. 取締役
税理士法人勤務時より融資関連業務に多く携わり、
2015年に美容室と飲食店の開業融資のみを専門に扱う美容室・飲食店創業支援センター設立。
2017年に美容室と飲食店向けコンサルティングサービスを展開する株式会社Izanai consultinG設立、代表取締役に就任。
資金繰り・資金調達・経営計画の策定を得意とする。
延べ200件以上の開業融資支援実績を有し、
開業時の資金調達は融資成功率100%の実績を有する(2022年12月現在)。
関西の美容室・飲食店開業融資支援のパイオニアとして知られる。
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