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店舗経営における現金管理の基本ルール

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「売上が思ったより残っていない…」「突然現金が足りなくなった…」と感じたことはありませんか? それは、現金の流れをきちんと管理できていないからかもしれません。

 

飲食店や美容室などの店舗経営や、現金取引が多い業態では、現金管理のルールをしっかり押さえておくことが経営の安定につながります。この記事では、店舗経営者が最低限守るべき現金管理の基本ルールを説明します。

現金管理の重要性と基本方針について

現金は「すぐ使えるお金」であるため、店舗では最も扱いが慎重であるべき資産として考えたほうがよいでしょう。

 

例えば、売上として入ったはずの現金が未入金だったり、レジの釣銭が合わなかったりすると、経営状態を正確に把握できず、資金繰りに支障をきたします。最近では、カード決済やバーコード決済などで現金管理をする機会が減ったとはいえ、キャッシュレスで支払われた売上は即日入金とならないことがほとんど。さらに手数料も支払うことを考えると、現金売上の管理がいかに重要であるかが分かるでしょう。

 

また、現金管理を徹底すると「経営状況の把握」「資金繰りの安定」「不正防止」といった多くのメリットがあります。

 

現金管理を徹底するために、まずは店舗運営にあたって「現金取扱いの基本方針(どのように管理するか)」を決め、スタッフ全員に周知しておくことがスタート。開店前にレジの釣銭を決めてセットする、売上現金を毎日銀行口座へ入金する、レジ担当以外がレジ現金を動かさない、などのルールを明確にしておくことで、ミスやトラブルを防ぎやすくなります。

レジ・小口現金・売上金の管理ルール

店舗では主に「レジ現金」「小口現金(少額の経費用)」そして「売上金」の三つを区別して管理します。

 

レジには開始時に釣銭をセットし、営業中は売上が入るごとに記録・レジ締めを行い、営業終了時には金種(1000円札・500円玉など)ごとに実数を確認します。これは「売上データ」と「レジ実数を突き合わせる」ための基本作業です。

 

また、小口現金に関しては「保管の上限金額を決める」「毎日残高を確認する」、この2つのルールを設けましょう。支払い用途が曖昧になったり、無制限に現金を扱うと、不正や漏れにつながります。

 

売上金の管理では、レジ締め後はなるべく速やかに事業用口座へ入金することで、現金が手元にとどまるリスクを低減できます。現金を大量に店舗に放置すると、盗難や紛失のリスクが高まります。

 

このように、現金の種類・用途・保管場所ごとに明確なルールを設け、毎日の作業として定着させることが、現金管理においては非常に重要です。

不正防止・監査・記録のループ化

現金管理において、絶対になくてはならないのが「不正防止」と「記録・監査」の仕組みです。

 

「誰が、いつ、どこで」現金を扱ったかが曖昧になると、従業員による誤操作や悪意による横領などが発生しやすくなります。残念な話ですが、こうした事例は後を絶ちません。こうしたミスや不正を防ぐためにも現金出納担当者を決め、レジ担当と別の者がその記録をチェックする「相互確認」体制を設けましょう。

 

開店前・営業中・閉店後の作業は、チェックリスト化しておくと、日々の業務が習慣になりやすくなります。釣銭セット、売上データ入力、レジ締め、売上金入金などに必要な作業や確認事項は、チェックリストにして担当者全員が漏れなく対応できるよう、管理システムを整備することがおすすめです。

 

また、売上と現金残高を定期的に比較し、不一致があれば記録して原因を分析する習慣も大切です。こうした監査機能をループ化しておくことで、管理態勢が整い、「気づいたら現金が足りない」事態を防げます。

 

これらを店舗運営の日常業務として組み込むことで、現金管理が「やらなければならない作業」から「当たり前の習慣」にすることができます。

まとめ

店舗経営における現金管理は、「売上を上げること」だけでなく、「その現金をどれだけ確実に残すか」「どれだけ使途が明確か」という視点が非常に重要です。前回の記事では、「資金繰り表」の重要性について説明しましたが、今回ご紹介した内容はこの資金繰り表を作成する以前の、現金管理の基礎となります。

 

①現金管理の基本方針を定め、スタッフに周知すること

②レジ・小口現金・売上のそれぞれに応じた明確な管理ルールをつくること

③不正防止や記録・監査の仕組みを日常業務化すること

 

これらを丁寧に実行すれば、店舗が保有する現金が可視化され、安心して経営できる土壌ができます。将来の展開や資金繰りの改善につながる第一歩として、ぜひ今日から一つずつ取り組んでみてください。

 

美容室・飲食店創業支援センターでは、京都・大阪・滋賀を中心にこれから開業される美容室や飲食店の支援をしております。開業に不安がある、相談に乗って欲しいという方はお気軽にご相談ください。

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執筆者紹介

砂田 桂吾
砂田 桂吾
美容室・飲食店創業支援センター 代表
株式会社Izanagi consultinG代表取締役
株式会社runO 代表取締役
一般社団法人美容フリーランス協会 理事
CCS,Ink. 取締役

税理士法人勤務時より融資関連業務に多く携わり、
2015年に美容室と飲食店の開業融資のみを専門に扱う美容室・飲食店創業支援センター設立。
2017年に美容室と飲食店向けコンサルティングサービスを展開する株式会社Izanai consultinG設立、代表取締役に就任。
資金繰り・資金調達・経営計画の策定を得意とする。
延べ200件以上の開業融資支援実績を有し、
開業時の資金調達は融資成功率100%の実績を有する(2022年12月現在)。
関西の美容室・飲食店開業融資支援のパイオニアとして知られる。
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